どうして「アフリカ」なの?

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音楽っていろいろありますよね。
皆様の好みもそれぞれ。

「で、どうして「アフリカ」なんですか?」

そういったご質問を時々頂きます。

今日はそのご質問にお答えさせて頂きますね。

ではまず・・・
「ジャズ」を知らない人は恐らくいないと思うのですが・・・
 
「ジャズ」はもともとアフリカの人々が太古の昔から行ってきた「音楽で会話をする」という作業が起源です。
なので、ジャズを聴いていると各楽器のプレイヤー達がアドリブで面白い音を出してかけあいをし、笑いあい、まるで楽器で会話をしているような楽しさがあります。

アメリカのスムースジャズグループ、”fOURPLAY”のBob JamesとNathan Eastのかけあいなんか、すごくおもしろいですよね。

今皆様がご存じの「ジャズ」は、奴隷としてアメリカに渡った黒人さんたちがニューオーリンズあたりから始めたもので、白人の楽器であるピアノやサックス・トランペットなどを、それまでオーケストラで譜面通りに演奏する、といった手法から、黒人の音楽的センスでアドリブで演奏する手法に変えることによってできた、いわば「ハイブリッド・ジャズ」です。

南北アメリカに渡った黒人たちは、バンジョー、カリンバ、カホンなどの楽器を創り出しましたが、これらはアフリカの伝統楽器を彼らがそれぞれに奴隷として送られた国でリメイクしたものです。

そして皆様がよく知っているブルース、ディスコ、R&B,ファンク、ラテン、フラメンコ、サンバ、サルサ、レゲエ、ヒップホップなどなど、どの音楽も、そのルーツはアフリカにあるのです。

また、いわゆる「ポップス」という呼び方は、音楽的には色々な要素が組み込まれているものですが、様々な要因によって「大衆に流行した」作品を指すので、結果的にそう呼ばれるといった方が正しいかもしれません。

それらのことがわかってからアフリカの伝統音楽を聴くと、ああ、これがルーツなんだ!これが今の音楽に脈々と続いているんだ!というとても面白い発見の連続です。

たとえば・・・

スティービー・ワンダーの1975年の名盤、「Songs in the key of life」



の中にある、「Ngiculela」という曲があります。

これを聴くと、とても綺麗なハープの様な民族楽器風のストリングスの音色が入っています。
この音色は、アフリカのハープ、「コラ」を彼がシンセサイザーでアレンジした音なのです。

写真は去年Kevin Spearsと共演したママドゥ・ドゥンビアさん。
日本の天皇皇后両陛下とアフリカの50数カ国の首脳の前でコラのソロやった人です。



そして実際にコラを手にして演奏すると、なーるほど!
オリジナルにたどり着く感動・・・
(聴いてみたい方は、worldnotemusic@yahoo.co.jpまでメールをくださいね)

そして、「Ngiculela」ってどういう意味?ですよね。
これは南アフリカのズールー語で、「I am singing」という意味です。

そしてアフリカの言語を調べていくと、言葉はあってもそれを書くための「文字」がほとんどないことに気付きます。
文字のない文化の中で、彼らの音楽は、重要なコミュニケーション手段でした。セネガルの「タマ」など「トーキングドラム」と呼ばれる楽器もあります。
また、史実や教訓などを伝えていく為には歌や曲が使われてきました。

というわけで、そもそもアフリカ人にとっての音楽は、深い歴史によって培われてきたものなので、我々がやる「習い事」や「芸能」とは全く異なる文化と言えるかもしれません。

従って、彼らの音楽能力は、彼らの血の中に先祖代々受け継がれてきたDNAの成す技であり、他の人種とは比べものにならない素晴らしさがあるのは当然の成り行きなのです。

3/25の東京YWCAでは、コンゴ民主共和国から来たB.B.モフランが、そういったお話をアフリカ人である彼本人から皆様にレクチャーさせて頂けます。彼は日本語がとても上手なので、ご安心くださいね。しかもとっても面白い人。

実はモフランは、劇団四季「ライオンキング」の初代パーカッショニストさんなのです・・・!



3/25 YWCA会館のレクチャーライヴのご予約は
worldnotemusic@yahoo.co.jpへどうぞ。

(※上記の3/25のライヴは2010年のもので今年の内容ではないのでご注意下さい。このページはその後も多くの方への黒人音楽に関する参照として御覧頂いていますので、ご了承ください。)

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